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池袋。繁華街の端の端に。左のみ。迷い靴には方向がある。言い換えると、迷い靴には前後がある。明るい方を向いていたり、暗い方を向いていたり。決して触らず、迷っているそのままを撮っている。方向が、迷い靴の大切な意志のひとつだからだ。遺志、か。戻りたい方向を向いているのか、逃げたい方向を向いているのか。
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by mayoigutu | 2013-12-25 16:30
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豊島区、大塚の闇にぽつんと。ブーツ、左足のみ。25センチぐらいのサイズで男性用か女性用か判然としない。あまりにひどくびっくりすることがこの路上であり、30センチくらい跳び上がり、そのときに片方だけ脱げてしまい着地してからも気付かずにひとまず一目散に走り出したのだろう。
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by mayoigutu | 2013-09-08 23:25
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 街灯で光っているニュー・バランス。池袋の片隅にて。白線という注意と、蛍光という注意と。駐輪の多い路上にて右のみ。注意を喚起するという機能を実行している迷い靴。
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by mayoigutu | 2013-05-17 02:35
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 めずらしい、上履きの片方。左、か。迷い靴と電柱はセットになりやすい。迷い靴は毎日深夜三時を過ぎたころから徐々に動き出し、電柱へにじり寄り、登り、陽が昇る寸前には電柱のてっぺんに到達する。たいていの電柱の先端はフタがされていない穴の状態で(つまり電柱というものは棒ではなく筒なのだ)、迷い靴はそこから電柱の内側へ落ちる。先に落ちている迷い靴の上に重なり、さらに次の迷い靴がかさなり、そう、電柱とは迷い靴の棺桶なのである。
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by mayoigutu | 2013-04-27 22:02
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 歩道橋の途中に。上を目指して。人通りの少ない場所だとどうしても、迷った、というより捨てられて迷わされた感が強まるものである。左右揃い。
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by mayoigutu | 2013-04-17 18:33
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西池袋の公園にて。植木に向かって。引きずり込まれる魅力的な、土足厳禁の、異界の入口だったのだろう。
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by mayoigutu | 2012-09-20 22:23
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 池袋の繁華区域。「迷い靴」に入れられるかどうか境界線上にあるが、中空に迷わされた後の浮遊期間が面白い。迷わされ、迷う。残酷な迷路。いつか仕事が片付ける。大きな靴屋さんが至近にあるので、履き替え系ととらえるのが自然か。
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by mayoigutu | 2012-04-06 01:12
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 雪がふり、やんだ夜。地下鉄の駅近く。この雪を機に、なにか新しい靴に履き替えたのか。古いほうは凍えている。
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by mayoigutu | 2012-02-01 10:36
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 水道橋の大きな交差点にて。あくまで可能性だが、美しい後揃え(後に発見した人があえて移動して揃えて置くこと)。新しい靴を子供が履き、親が古い靴を道に捨てる。そんなことあるだろうか。自転車の後部座席に座っていた子供が自ずから解脱する。そんなことはあるような気もする。
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by mayoigutu | 2012-01-31 02:11
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霊園にて。きちんと揃えられて。行ってらっしゃいませ。この霊園の近くには葬儀場もある。普段着と礼服の隙間に落っこちたのか。工事現場もそうだが、普段着ともう一つの装い、複数の装いが必要とされることが、迷い靴誕生の一つの契機ではあるだろう。
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by mayoigutu | 2011-12-08 20:34